強く正しく美しく。

KAT-TUNの魅力が伝わるきっかけの一片にでもなれば。

「10Ks!」の持つメッセージ性について考えてみた。

曲目などネタバレを多分に含みますので、苦手な方は閲覧をお控え下さい。

 

現在実施されているKAT-TUNライブツアー「10Ks」。

元々KAT-TUNのライブはクオリティが高く、人数編成を問わず「ハズレが無い」と言われています。

そんな中でも今回は、紆余曲折あっての10周年記念ライブ。

そんな「10ks」大阪公演にてビスタ席、いわゆる「天井席」に入ったのですが、そのことでかえってライブの全容を俯瞰して見ることができました。

(ビスタ席そのものの概要はこちらから

http://ktnych.hatenablog.com/entry/2016/04/24/192108

http://ktnych.hatenablog.com/entry/2016/04/25/130151)

いつもの秀逸なパフォーマンスに加えて、メッセージ性のようなものを感じ取ったのでそれをまとめたいと思います。

 

開演と同時にそこは、真っ赤な光の海。

どなたかがおっしゃっていましたが、サブステが碇の形をしていたのも上から見ていてよく分かりましたね。

無数の赤い光が揺らめく中、「GOLD」が始まりました。

大きな船のセット。船頭に君臨する、海賊の衣装を身にまとった3人。もう既に舞台でいう導入部は始まっていて、伏線が張り巡らされています。衣装やセットはもとより、自身の持つペンライトも相まって観客は「ここは海なんだ、今から出港するんだ」ということを自分たちで認識するわけです。

続いてデビュー曲「Real Face」。ここで船のセットが大きく動き出します。

遠くの席から見ていて「ああ、航海に出ているんだ」ということがはっきりと分かりました。

その後は新しい曲も古い曲も織り交ぜて進んでいきます。

一度流れが途切れたと思ったのが、「春夏秋冬」の後の突然の銃声。

これがKAT-TUNという船に課せられた「試練」だったのかな、と思ったりしました。

時代ではっきりと分けていないので、メンバーの脱退がそれだと明言することはできないのですが…

 

そしてアンコール後、3人の楽曲である「君のユメ ぼくのユメ」を歌い終わった彼らは船を降りることなく、光となって高く昇って行きます。

曲中に「行こう 高くもっと飛べるぜ どこまでも」という歌詞がありますが、それとリンクしているのかもしれません。

青、ピンク、紫の光が集まって白く光った後残る「-(ハイフン)」のマーク。

そして大写しになる「10Ks」のロゴ。

 

セットを船のようにしたり、それになぞらえたペンライトを作ったり…

きっと彼らのことだから、その随所随所にメッセージを忍ばせているのだということは予想がつきました。

それぞれの意図を考えるとどれも趣向が凝らされていて、ライブというより一つの舞台を見ているような気分になりました。

たぶんメッセージはファンによって受け取り方も様々だろうし、それで良いのだと思います。

ただ10周年のお祝いの年に「KAT-TUNが伝えたいこと」を各々でしっかり考えること、大事なことはそれそのものなんだろうなあと思いました。

 

応援を形にするのは割と簡単なことだと思います。

CDを買う。要望のハガキを書く。タイアップ商品を購入する。

行動の仕方も、正直なところ払う金額の大小も人それぞれでしょう。

でもはがき一通でも、ジャニショの写真一枚でも応援に繋がるのなら。

私は、そんな努力を惜しむ人間にはなりたくないと思います。

KAT-TUNから「一緒に戦ってください」と言われたからには拒むわけにはいきません。

これからも応援し続けて行こうと、決意を新たにしています。